道標(みちしるべ・どうひょう) 〜一般社団法人 古みんか倶楽部岐阜〜
2017年06月23日

道標(みちしるべ・どうひょう)
道路の辻、街道の分岐点に立てられた交通標識である。道路に目的地(主として大きな町)までの距離や方向を示すために設置された。
形状としては、無垢の石を四角柱状に削りだして造られたものが多いが、「船町道標」は
高さ2mの円柱でその上部に梵字(インドで使われているブラーフミー文字を漢字で表現)が刻まれています。
写真の梵字は干支で「子(ね)」、読み方は「キリーク」、守り本尊「千手観世音菩薩」を表していると思います。
文政年間(1818~1830)に大垣城下京口御門(西総門)の南、美濃路沿いに建立されました。
標面には「左 江戸道」・「右 京みち」と記されている。
第二次世界大戦の空襲で大きく被害を受けた後、修復されて現在の地に移設された。
古民家と同じ歴史を語るに必要な遺産です。
いかがでしたか?
本日は一級建築士 安田のお話をご紹介させて頂きました。
古みんか倶楽部岐阜では日替わりで古民家について専門家のお話を掲載致します。
毎週金曜日は一級建築士 安田のコーナーです。
明日は防除衛生管理業 永嶺のお話をご紹介させて頂きます。
☆古みんかライター 事務局長 永嶺☆