まちやの宿〜一般社団法人 古みんか倶楽部岐阜〜
2017年04月25日

先日、長浜市を歩いていて気になった施設があります。まちやの宿「いろは」です。
そこに置いてあったパンフレットをもらって中を見ると「ホテルでもない、旅館でもない、町家で暮らすように過ごす宿」とキャツチコピーが謳われています。
ここを見て面白いなと感じたのは施設の形態システムで古い町並みに合わせた外観をした戸建ての宿泊棟とアパート一室のようなワンルームタイプを宿にした建物がそれぞれ別棟であり、またフロントやレストランもそれぞれ別棟で出来ていて、さしずめキャンプ場のフロントと戸建てバンガローのようなシステムになっています。
そして、それぞれの施設が町並みに溶け込むような外観の造りとなっていて宿泊施設になっています、宿泊者はフロントで鍵をもらい街の通りからそれぞれの建物に直接出入が出来るまるで一軒家の町家に訪れたような気持ちになる施設です。
こういう考え方もあるのだと感心しました。
この考え方だと町屋の一軒家を古民家再生によって宿泊施設にすることが可能になりますね。
いかがでしたか?
本日は一級建築士 鈴木のお話をご紹介させて頂きました。
古みんか倶楽部岐阜では日替わりで古民家について専門家のお話を掲載致します。
毎週火曜日は一級建築士 鈴木のコーナーです。
明日は棟梁 西川のお話をご紹介させて頂きます。
☆古みんかライター 事務局長 永嶺☆