馬屋〜一般社団法人 古みんか倶楽部岐阜〜
2017年02月14日

以前、あまりにも天気が良くて雲一つないような青空をみていると無性に気分転換をしたくなり西の方へ車で走っていくと彦根の近くまで来ていましたので、久しぶりに彦根城に寄ってみることにしました。
お掘りに沿って歩いていくと工事現場
があり、櫓(やぐら)でも造っているのかなと思い看板に近づいてみていると、なんと工事中の無料見学が出来るように仮設施設が造られていましたので入ってみることにしました。
案内看板等を見ると、どうも「馬屋」らしいのです、馬屋?それにしては足場等管理がしっかりとした建築現場でした。
念のため検めて彦根城のホームページで確認してみたら間違いなく馬屋でした。
初めて完成後の写真をみることになりましたが、その説明文を読むと近世城郭に残る大規模な馬屋としては例がなく、国の重要文化財に指定されていますと書かれていました。
見学した時、屋根は?葺き(こけらぶき)で軒裏は土塗りとなっていたので珍しいと思い現場風景と実物説明模型の写真を撮りましたので一度見てください。
?(こけら)と柿(かき)の字はよく似ていますが、?(こけら)は木の削り屑という意味だそうです。
いかがでしたか?
本日は一級建築士 鈴木のお話をご紹介させて頂きました。
古みんか倶楽部岐阜では日替わりで古民家について専門家のお話を掲載致します。
毎週火曜日は一級建築士 鈴木のコーナーです。
明日は棟梁 西川のお話をご紹介させて頂きます。
☆古みんかライター 事務局長 永嶺☆