押し壁工法〜一般社団法人 古みんか倶楽部岐阜〜
2017年02月08日
棟梁の西川です。
押し壁工法
一番緊張する壁を押す場面です。
レッカーを使いワイヤーで吊り上げる様な感じで壁を支えます。

筋交いをはずし人力で支え、長めのバールや鉄パイプを使い壁を押していきます。
この日は特に風が強く筋交いを持っている人は大変でした。

16mある壁をずらしていく時は声をかけ壁になるべく負担をかけない様に同時にずらして行きます。
少しずらし筋交いを少し押して移動していきます。
基礎に付けたラインに土台を合わせボルトで基礎に緊結して建て起こしを見て借り筋交いを止めます。

両壁を止めたら通常の建て方と変わらず進めていきます。

隣と一番近い所で4センチで隣も外壁もキズを付けず無事に押し壁完了です。
いかがでしたか?
本日は棟梁西川のお話をご紹介させて頂きました。
古みんか倶楽部岐阜では日替わりで古民家について専門家のお話を掲載致します。
毎週水曜日は棟梁西川のコーナーです。
明日は女性の視点を設計に取り込む、女性設計士田中のお話をご紹介させて頂きます。
☆古みんかライター 事務局長 永嶺☆
