伊吹堂〜一般社団法人 古みんか倶楽部岐阜〜
2017年01月17日

柏原宿の続きですが、造り酒屋の古民家の写真を撮っていたのですが振り向いてみると道路をはさんで向かいにまた立派な2階建ての古民家というか古建築が建っているではないですか、
思わずカメラを向け逆にこちらの建物の方が気になってきました。立派な門が建物の東側に設けられ敷地も奥深いようで中には漆喰で造られた蔵のようなものも建っているのがみえます。
何の建物だろうと家に帰って調べてみるとかつて柏原は伊吹もぐさで名を売り、その中でも特に名を馳せた亀谷左京というお店らしいのです。
しかも東海道五十三次で有名な浮世絵師広重が木曽街道六拾九次 柏原の街道図としてこの伊吹堂を描いています。
作画されたのは時代として江戸時代末期になるそうです、そして建物の店構えも当時のまま残し今も伊吹もぐさの営業を続けてみえます。
お店は日・祝日がお休みのようで、あいにく日曜日だったのでひっそりとしていたのでそのまま通りすぎてしまうところでした。
一度、平日にお店の中を見に行きたいです。正直、知らないことが実に多いです・・・。
ネットで広重の絵をひろいました、実際の建物と見比べてみてください。
いかがでしたか?
本日は一級建築士 鈴木のお話をご紹介させて頂きました。
古みんか倶楽部岐阜では日替わりで古民家について専門家のお話を掲載致します。
毎週火曜日は一級建築士 鈴木のコーナーです。
明日は棟梁 西川のお話をご紹介させて頂きます。
☆古みんかライター 事務局長 永嶺☆