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四君子苑〜一般社団法人 古みんか倶楽部岐阜〜

2016年12月27日

下鴨別邸の入場するための行列を見たとき、近くに四君子苑があるのを想い出したので、そちらの方へ行くことにしました。

北村美術館のなかにあるということで訪れてみると美術館の入り口が2階になっていて、外階段を上って受付ロビーのあるホールに入ってみると床から天井までガラス張りとなっていて、そのガラスの向こうに目的の建物が見えます。

まるで建物全体がショーケースに飾られている様に保存されていて、こんな見せ方にちょっと感激したりして。

受付の方に話を聞いてみると、建物は春と秋の2回に一定期間のみ公開されるのだそうで、今は落ち葉等のかたづけも出来ていなくてとてもお見せする状況にはないとの説明でした(京都、なんか文化レベル高そうなご返答)。

残念ですが近いうちに絶対見に来ます、楽しみがまた一つ増えました。

この建物を訪れたのは母屋の建て替えを現代数寄屋の大家、建築家吉田五十八によるものと知ったためで若い頃から雑誌で沢山の作品を見ていたにもかかわらず、一度も実物を見る機会を持たなかった後悔もこめて是非訪れてみたいと欲求にかられたからです。

母屋以外の部分は京数寄屋の名棟梁、北村捨次郎が昭和19年に完成させた住宅で72年前にもなります。

2階のロビーからしか見えないのですが、古めかしさはなく今見ても美しい数寄屋建築としか見えません。

でもこれも・・古民家といえば古民家なんでしょうね。

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いかがでしたか?
本日は一級建築士 鈴木のお話をご紹介させて頂きました。
古みんか倶楽部岐阜では日替わりで古民家について専門家のお話を掲載致します。
毎週火曜日は一級建築士 鈴木コーナーです。
明日は棟梁 西川のお話をご紹介させて頂きます。

☆古みんかライター 事務局長 永嶺☆

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