空き家活用の例〜一般社団法人 古みんか倶楽部岐阜〜
2016年12月22日

一級建築士の田中です。
今回は地域の空き家活用例をご紹介します。
こちらは使われていない空き家の一部をお借りして手作りパン教室をされています。
子育てをしながら自宅でパン教室をされてみえたのですが、子供さんも大きくなり必ずしも家にいる必要がなくなった、自宅のキッチンでは手狭になってきたなどの理由から古民家の増築部分で教室を開くようになりました。
内部は昭和な雰囲気が漂う作りのまま利用されています。
おいてある家具はあえて古い雰囲気を壊さないようなものを選び、けれど小物たちはとてもお洒落な可愛いものたちがいっぱい♪
こんな素敵な空間でクリスマスムードたっぷりのシュトーレンとキッシュ作りをしてきました。
ランチ用で作ったダッチベイビーもとっても美味しくって感動でした。早速我が家でも試してみよっと。
各地に空き家はたくさんあると思いますが、なかなか借り手と貸し手の思いがフィットしなかったり、貸そうという気になれないお施主さんも多いです。こんなボロ屋どうするの!?なんて決めつけないでくださいね。違った目線で見れば、違った発想がうまれるものです。
今回の事例はほとんど手を加えずに利用されています。少しぐらい床がギシギシ言ったり寒い事は用途によっては大した問題ではない事だってありますね。
そんなことよりも、傷む前にまた使われ、利用されることによって生まれるコミュニティでまちに楽しい場所が増えることのプラスの要素を存分に味わってほしいです!!
いかがでしたか?
本日は一級建築士 田中のお話をご紹介させて頂きました。
古みんか倶楽部岐阜では日替わりで古民家について専門家のお話を掲載致します。
毎週木曜日は一級建築士 田中のコーナーです。
明日は一級建築士 安田のお話をご紹介させて頂きます。
☆古みんかライター 事務局長 永嶺☆