被災建物応急危険度判定と被害認定調査の違い 〜一般社団法人 古民家倶楽部岐阜〜
2016年12月09日

一級建築士の安田です。
被災建物応急危険度判定と被害認定調査の違い
平成28年4月14・16日に発生した熊本地震による「被災建築物応急危険度判定」・「被害認定調査」が 以前、新聞等で騒がれていました。
今一度皆さんに認識していただきたくブログに載せます。
「応急危険度判定」
余震による建物の倒壊などから人命にかかる二次的災害を防止するために地震直後に実施 判定結果を、建築物の見やすい場所に表示、居住者はもとより付近を通行する歩行者などに対し その建築物の危険性について下記の3種類で情報提供
「被害認定調査」
被災した住宅の被害の程度を 「全壊」、「大規模半壊」、「半壊」、「半壊に至らない」の4区分で認定するために実施。
認定結果に基づき、被災者に「罹災証明書」が交付される。
「木造住宅の耐震補強工事の必要性」
熊本市内のある住宅地域の写真です。
道路を挟んで向かい合う旧耐震の建物と、新耐震の建物その被災度合いの違いは、一目瞭然 皆様古民家も旧耐震建物で耐震補強工事は必要です。
旧耐震建物
新耐震建物
いかがでしたか?
本日は一級建築士 安田のお話をご紹介させて頂きました。
古みんか倶楽部岐阜では日替わりで古民家について専門家のお話を掲載致します。
毎週金曜日は一級建築士 安田のコーナーです。
明日は防除衛生管理業 永嶺のお話をご紹介させて頂きます。
☆古みんかライター 事務局長 永嶺☆