赤坂宿–お茶屋敷跡–〜一般社団法人 古みんか倶楽部岐阜〜
2016年11月24日

一級建築士の田中です。
先日、倶楽部での赤坂宿巡りの中で お茶屋敷跡 へ伺いました。
お茶屋敷跡とは江戸時代に整備された将軍家専用の宿泊施設で中山道16km毎に作られました。
ここ赤坂のお茶屋敷は慶長10年(1605)に完成し、徳川家康、秀忠らが宿泊されたそうな。
当時4mほどの高さがあったとされる土塁も風雨に削られ低くなったとはいえ、現在でも良好に残っています。
400年以上も前の人たちと同じ土を踏んでいるのかと思うと・・・なんだか妙〜に感動。
敷地内の竹藪はとても手入れが行き届いており、こんな美しい竹藪は見たことありません!
しかも、わかりますか?
竹一本一本に生えた年(干支)が書かれています。全て!!にです!!
なぜかというと伐採できる樹齢が決まってるんだそう。(う〜ん、聞いたけど忘れちゃいました)
その竹で、周囲の間垣(竹箒を逆さまにしたみたいな垣根)や敷地内の垣根を手直しされているそうです。
なんて美しいんでしょう・・・
このお茶屋敷はボタン園にもなっており、暖かくなる頃には見事なボタンが見れることでしょう。
皆さんも、ぜひ行ってみてください。
いかがでしたか?
本日は一級建築士 田中お話をご紹介させて頂きました。
古みんか倶楽部岐阜では日替わりで古民家について専門家のお話を掲載致します。
毎週木曜日は一級建築士 田中のコーナーです。
明日は一級建築士 安田のお話をご紹介させて頂きます。
☆古みんかライター 事務局長 永嶺☆