一〇〇年の森の木〜一般社団法人 古みんか倶楽部岐阜〜
2016年11月03日

一級建築士の田中です。
みなさん、住宅でよく使用する柱ってどれくらいの大きさなのかご存知でしょうか?
古民家と呼ばれる昔の建物ではない、現在の住宅でよく使われるのは製材された105ミリ×105ミリの大きさの柱です。
先日、美濃市の山の上にある岐阜県立森林文化アカデミー内で興味深い展示を見つけたので紹介します。
伐採した際の年輪などからも樹齢は読み取れます。
実際にどれくらいの大きさかといえば・・・
めーいっぱい広げた私の掌を合わせてみると、こんな感じ。
私の親指から小指までがおよそ30センチメートル。
おおよそ直径33、4センチメートルといったところでしょうか。
樹種や環境にもより多少の違いはあると思いますが、意外に細いなぁと感じましたが、皆さんはいかがですか?
真四角に製材にすれば25センチ程度になるといったところでしょうか。
古民家では大黒柱と呼ばれる太い柱が見られますが、一辺が30センチを超えるものも少なくありません。
大自然の恵みにより支えられているんだなぁ って思いませんか?
いかがでしたか?
本日は一級建築士 田中のお話をご紹介させて頂きました。
古みんか倶楽部岐阜では日替わりで古民家について専門家のお話を掲載致します。
毎週木曜日は一級建築士 田中のコーナーです。
明日は一級建築士 安田のお話をご紹介させて致します。
☆古みんかライター 事務局長 永嶺☆