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着物からkimonoへ〜一般社団法人 古みんか倶楽部岐阜〜

2016年09月29日

今回は趣味について触れたいと思います。

ちょうど1年ほど前に着付けを習い、自分で着物が着れるようになりました。
嫁入り道具として、持たされた着物はあったものの子供の入学式や卒業式に着るくらいで特に何とも思っていなかったのですが、、、
自分で好きな時に着れるようになると、特別な日でなくても着たーい!!って思うんですね♡

しかも、何となく着たくなるもんですから、嫁入り道具のフォーマル着物じゃぁちょっとね〜って感じになり、

大須の骨董市やアンティーク着物屋さんを物色したりするのも楽しみのひとつとなってます。

アンティークな着物はとってもカラフルだったり、モダン柄だったりと今どきの着こなしにもぴったりなんですよ。
そして、コーディネートで半襟や帯、帯締と帯留などとの組み合わせを考えるのも楽しいっ!
し・か・も、¥1000や¥2000でワンピース買えるようなもんですよね。お財布に優しいのも嬉しい♡

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夏は浴衣を主に着ていましたが、これから楽しくなる季節ですね。
まだまだ袖を通していない子たちもいっぱいいるのでワクワクしています。
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日本の伝統的な衣装「着物」も、自分なりの好みや組み合わせで時代にあった着こなしに置き換えていくことは大切だと思っています。
場所をわきまえれば(冠婚葬祭などのフォーマルな場ではやはりルールは守りたいもの)、自己表現の一つとして大活躍してくれます。
そして着物人口が増えると、これも伝統を継承していくことへと繋がっていくと思います。

これは着物以外のことでも同じ。
工芸品と言われるものも今を生きる人たちの感覚でmixさせて新しい商品が出来たりしていますね。
技術を絶やさないためにも、こういった動きは必要だと感じています。
伝統技術、伝統芸能などと敷居を高く、価格も手の届かないところにいるだけでは技の継続にも危機が訪れます。
まずは誰にでも触れることができることで、価値を知ってもらう。
知ってみると、本物に触れたくなる。
そうすることで本物を学び、受け継がれてきたコト(技・歴史・意味)の重要性や必要性を知る。
文化、伝統、技術の継承ってそんなところからもできるのではないでしょうか。

建物でも、「和」を現代物とmixさせて浸透されてきた「古民家カフェ」など素敵ですよね。
なんだか、ここに来ると落ち着くなぁ・・・って感じを突き詰めていくと、実は昔ながらの光の取り込み方だったり、風の通り具合だったり、外部とのつながり方だったりっていう仕掛けに気づいたりします。
「こんなやり方は邪道だ!」って目くじら立てるより、まず興味を持つ、良さを知る事が大事。
本物を知った上での邪道は王道となっていくかもしれませんからね。

 

いかがでしたか?
本日は一級建築士 田中のお話をご紹介させて頂きました。

時代が色や形を変えて行くように、和を代表する着物文化もkominkaのように国際的な見地も加わり、kimono文化の時代へと突入していることが分かりますね。

古みんか倶楽部岐阜では日替わりで古民家について専門家のお話を掲載致します。
毎週木曜日は一級建築士 田中のコーナーです。
明日は一級建築士 安田のお話をご紹介させて頂きます。

☆古みんかライター 事務局長 永嶺☆

 

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