本物に触れる〜一般社団法人 古みんか倶楽部岐阜〜
2016年09月22日

木曜日担当、一級建築士の田中です。
先日、前々から気になっていた「草木染め」体験に行ってきました。
羽島市より車で1時間半くらい。岐阜って広い!さすがにこれだけ山に向かって走ってくると、汚れのない山里風景に出会える♡
場所は揖斐川町春日美束地区の「アトリエのの」さんです。
このアトリエでは、季節の草木で染められるということで、早速原料を調達に。
今の季節は
「カリヤス」
「カリヤス」からは黄色。
「葛」からは綺麗な緑色。
化繊のものは染められないけれど、天然繊維ならば 染められるとのこと。
私は今回お家から染めるものを持参しました。
黄ばみが気になるお古のお洋服と、墨汁がついてしまった真っ白な今治タオル。
お洋服はタグを見たらシルク100%だったので、染色OK!!(よかった〜♡)
割り箸や木片などで柄の下準備を施し
窯の中へ。
お洋服は藍で染めました。
タオルは「ログウッド」で紫色に。
みんなの作品が色とりどりでとっても綺麗でした。
帰りには麻の栽培のためにこの地に移住されてきた「麻処 さあさ」さんに立ち寄りました。
みなさん、麻栽培と聞いて何を思い浮かべますか?
麻≠マリファナではないんですね。
日本古来から伝統文化として栽培されてきた麻はヘンプと言われる大麻(おおあさ)。
とっても体にいいものでした。
そこで、食べることもできるという麻の炭と、
「麻濃炭」→http://smart-lohas.biz/item/16970.html
繰り返し使える珈琲フィルタを購入。
「さあさ」さん曰く、この春日美束地区は他地域からの移住者が住民の1割を超えたとのこと。
私、驚きました!
「移住促進!地域活性化!」を耳にするようになったのはつい最近のこと。
そんなことを言う前から、この地には本物の自然、本物の文化を求めて人が人を呼んでいるんです。
やはり、これからのキーワードは「本物」です。
本物の価値は裏切りませんから。
化繊や天然繊維のお話を聞き、建築業界の新建材を思い浮かべた私でした。
いかがでしたか?
本日は一級建築士 田中のお話をご紹介させて頂きました。
古みんか倶楽部岐阜では日替わりで古民家について専門家のお話を掲載致します。
毎週木曜日は一級建築士 田中のコーナーです。
明日は一級建築士 安田のお話をご紹介させて頂きます。
☆古みんかライター 事務局長 永嶺☆